企学校法人フェリス女学院さ

横浜市にある学校法人フェリス女学院さまは、2006年10月からエネットの電気をお使いいただいています。また、同学院では環境教育に力を入れており、経費の節減というだけではなくエネルギーと環境を学ぶ生きた教材として電気のことを捉えておられます。
今回は、2006年にエネットへの電力購入切り替えを推進してこられた本部事務局 総務課の岸本課長と大学における環境教育の第一人者、国際交流学部 佐藤輝准教授のお二人にお話を伺いました。

フェリス女学院大学緑園キャンパス

フェリス女学院大学緑園キャンパス

エネットに切り替えるきっかけとプロ

はじめは「固定費削減」の一心だった。

総務課岸本正治課長

(岸本課長)
エネットに切り替えたのは、固定費を削減したかったからです。少子化により私学経営はこの先ますます厳しくなることはわかっていましたから、ビル管理費、水道代、電話代、そして光熱費、すべてが削減の対象でした。私たちもふくめて学校はどちらかというと「例年通り」で良しとするところがありましたが、もうそういう時代じゃないという考えで取り組んでいました。

総務課岸本正治課長

「電気を買ってください。」と言われ新鮮な気分。

(岸本課長)
本当にグッドタイミングだったのですが、固定費削減の検討をしていたとき、たまたま営業に来たのがエネットでした。そこで私たちは初めて新電力から電気を買うことを意識しはじめました。もちろん電力自由化のことはニュースでは知っていましたが、実際に自分たちが節約をしなくてはいけないときに新電力に切り替えるという発想はなかったですね。「エネットから電気を買ってください。」と言われ、とても新鮮な気持ちになりました。電気は「買うもの」なんだと気づかされました。

契約時に困ったことや面倒だったことは「何もない。」

(岸本課長)
それからエネットも含めた3社でコンペを行いました。実はエネットより安い金額提示もありましたが、私たちは電力会社を頻繁に変える気はなかったので安定的に電気を供給できそうなエネットに決めました。その後は、想定される電気料金の削減額を書いた稟議書を回し、学長と理事長の承認をもらい学内の手続きは終了。エネットや電力会社と書類のやりとりはありましたが、それは電気以外でもやっていることです。今思い返しても契約時に困ったことや面倒と感じたことは「何もなかった」と断言できます。

環境教育とのシナジー効果

エコキャンパスを目指していたがエネットのことは知らなかった。

国際交流学部佐藤輝准教授

(佐藤准教授)
当初、エネットに切り替えたことは知りませんでした。教職員への通知で知らされた程度です。その当時、2005年から2007年にかけて私たちは緑園キャンパスを地域の環境教育の拠点にするということで文部科学省から補助金を受けていました。
キャンパス内の風力発電や太陽光発電のことを学生や見学者に知ってもらうためのパネル設置やホールの電気の消し忘れを防ぐ人感センサーの設置などに補助金を使わせていただく一方で、見学者を積極的に受け入れてきました。

国際交流学部佐藤輝准教授

見学者も学生も「クリーンな電気」は気持ちがいい。

エコキャンパスマップ

(佐藤准教授)
見学者は年間平均400人くらい。大学関係者、教育委員会、横浜地域の市民団体の方、小学生、議員さんもお見えになります。エネットから電気を買うようになって、「ここの電気は新電力の電気です」「クリーンな電気です」と説明すると反応が良いですね。もちろん学生にも授業を通じて説明します。すると「良かった。」「誇らしい。」という言葉が返ってきます。

エコキャンパスマップ

節電で浮いた電気料金を義援金に。

(岸本課長)
大学は夏休みがあり、もともと夏の電力使用量は少ないのですが、それでも2011年は節電に厳しく臨み、電球の間引き、エレベーターの停止、室温調整などを行い、 15%ダウンの目標を達成しました。
(佐藤准教授)
節電は5月から10月まで行って、相当な額の電気料金が浮いたのですが、すべて東日本大震災の義援金にしました。私たちは他にもいろいろ募金活動を行っているのですが、他を圧倒して大きな額になりました。電気料金のウエイトは大きいと改めて気づかされました。

これからさらにエネットの電気を活かしていくため

「電気の見える化」を学生みんなに広めたい。

(佐藤准教授)
企業にCSRがあるように大学にもUSR(University Social Responsibility)という考えがありますが、私たちは「USRをやろう」とは思っていません。学生も教職員もそれをあたりまえのこととして受け止めて自然に行動に移せることが目標です。
そのためにも学生に電気のことをもっと知って欲しいと考えていますが、文系学生なので電気のことに疎い。WとかkWhも実感レベルで理解できていません。そういう意味で「いんふぉ・エネット」の画面は実は生きた教材になるのではと感じています。自分たちの使っている電気が見えるようになると、節電アクションの効果がわかり、もっと積極的になれると思います。将来はインターネットで学生みんなが見られるようにしたいですね。

学生のロイヤルティ向上・学外へのPR強化・・・プラスアルファの効果を実感

(岸本課長)
先ほどお話ししたように、はじめは「固定費削減」だけがねらいでした。でも佐藤先生の活動にも活かされ、学生が大学を誇りに思ったり、ご家族の方や、他大学の友人たちに話したりしているということを知ると、新電力から電気を買っていることがフェリスらしさにもつながっているようで、本当にあのときエネットに切り替えて良かったと思います。
(佐藤准教授)
学校はどうしてもPRに積極的になれない、やりすぎるといやらしいという考えがありますが、電気のことを通じて、フェリスの良い取り組みやイメージが自然に伝わっているでのはと感じています。
(岸本課長)
これから新電力の導入を考えている学校関係者の方も一般企業の方も、本当に難しいことは何もないので問い合わせてみるといいと思いますよ。

お客さま概要

学校法人フェリス女学院さま

学校法人フェリス女学院さま1870年、メアリー・E.キダーにより開学。1875年に横浜・山手に校舎が完成、それ以来、横浜地区にある名門キリスト教主義女子学校として全国的に定着している。1988年には横浜市泉区に大学緑園キャンパスをオープン。生徒・学生数は、中高が約1,100人、大学が約2,600人。
http://www.ferris.ac.jp/