スマートメーター

電力契約の切り替え時に必ず耳にするスマートメーター。“どのような機能を備えているのか”、“どんな目的で導入が進められているのか”、“導入することのメリット”、“作業費はかかるのか”等の疑問を解消できるよう説明していきます。

スマートメーター
目次
  1. スマートメーターとは
  2. スマートメーターのメリット
  3. スマートメーターのデメリット
  4. スマートメーター導入の流れ
  5. まとめ

1.スマートメーターとは

スマートメーターの機能

スマートメーターは通信機能を備えたデジタル式の電力メーターです。
これまでのアナログ式の電力メーターでは、月1回の検針により1ヶ月間の電気使用量を計測しておりましたが、スマートメーターは日々30分毎に電気使用量を計量し、そのデータを送配電事業者へ送信します。

スマートメーターの必要性

スマートメーターは、「省エネ・低炭素社会を実現するため利用者が自らのエネルギー情報を把握、利用することで、省エネ意識を高め、各々の行動変化を促すこと」、「提供されるエネルギー使用情報を活用した新しいサービスの創出による国民の生活の質の向上、さらには関連産業の創出による経済の活性化」を目的として導入が進められています。
これらに関する具体的なメリットについて以下で説明します。

2.スマートメーターのメリット

検針の立会が不要に

これまでアナログ式の電力メーターでは月1回の現地での検針作業が必要となっていましたが、スマートメーターに切り替わると遠隔で検針ができるので検針員の方が現地に立ち会う必要がなくなります。

30分毎の電気使用量が把握できる

これまでアナログ式の電力メーターでは1ヶ月間の電気使用量しか把握することができませんでしたが、スマートメーターでは30分毎の電気使用量を把握することができます。
これによって私たちはどの時間帯に電気を使いすぎているか、または節電できているかを把握できるようになります。

エネットではスマートメーターから取得できる30分毎の電気使用量を確認できる電力見える化サービスを用意しています。

関連リンク
いんふぉ・エネット

30分毎の電気使用量データを用いて様々なサービス展開が可能に

リアルタイムに電気使用量を確認できる「見える化」サービスだけでなく、省エネのアドバイスサービスや電気の使い方に応じた多様な電気料金メニューの提供、防犯・セキュリティ・見守りサービス等への展開も期待されています。

エネットではスマートメーターから取得できる30分毎の電気使用量情報及び気象情報・料金情報をAIが解析し、施設に合った省エネアドバイスをタイムリーに配信するサービス“Ennet eye”を提供しています。

関連リンク
Ennet eye

3.スマートメーターのデメリット

セキュリティの問題

昨今増加傾向にあるサイバー攻撃がスマートメーターに対しても脅威となっています。
例えば2015年にウクライナで起きた変電所へのサイバー攻撃では、数万世帯で3-6時間にわたる大停電が発生しています。
これを受け、日本でも電力業界におけるサイバーセキュリティ対策強化を目的とした事業者の設立や、電力制御システムのセキュリティガイドラインの策定等に積極的に取り組んでいます。

4.スマートメーター導入の流れ

メーター交換作業の流れ

スマートメーターは2014年4月に取りまとめられた「エネルギー基本計画」に打ち出されている計画として2020年代早期に全てのメーターをスマートメーターに切り替わることとされています。
これにより順次スマートメーターへの切り替えが行われておりますが、新電力へ電力契約を変更する施設は優先的に切り替え作業が行われます。
これは新電力が電力供給を行うしくみとして30分毎の電気使用量情報が必要になることに起因します。

交換作業を行うのは送配電事業者

電力メーターは各地域毎の送配電事業者のものになるため、交換作業を行うのも送配電事業者となります。
そのため、メーター交換作業費も送配電事業者が負担し、お客様にとっては無料となります。

なお、新電力へ電力契約を変更する際は、申込完了後、送配電事業者からメーター交換作業の連絡が入ることとなっています。

交換時の停電の有無

交換作業を行う方法や契約の種類によって異なりますが、15-30分の停電を伴うことあります。交換作業の日程調整を行う際に停電の有無を確認することをお勧めします。
また、通常交換時の立会は必須ではありませんが、停電を伴う場合に機器故障等トラブルの可能性もありますので、立会を行うことをお勧めします。

5.まとめ

  • スマートメーターは日々30分毎に電気使用量を計量し、そのデータを送配電事業者へ送信する。
  • スマートメーターは省エネ・低炭素社会の実現及び国民の生活の質向上・経済活性化を目的に導入が進められている。
  • スマートメーターによって検針作業が不要になる。
  • スマートメーターによって30分毎の電気使用量が把握できるようになり、省エネ・多様な電気料金メニューの提供・防犯・セキュリティ・見守り等への活用が期待されている。
  • メーター交換は順次行われているが、新電力へ契約変更する場合は優先的に切り替えられる。
  • 交換作業は送配電事業者によって行われ、作業費は無料。
  • 交換時に停電を伴う場合があるため事前の確認が必要。
  • セキュリティ上の問題も指摘されている