燃料費等調整単価や制度の仕組みについてのご案内です。
以下の3つの項目で構成されます。
火力発電に使う燃料(原油・LNG〔液化天然ガス〕・石炭)の輸入価格に応じて電気料金を調整する金額のことです。供給エリアごとに財務省の貿易統計価格(実績)から自動的に計算されます。
需要家保護の観点から離島の需要家に対するユニバーサルサービスとして本土並みの料金水準で一般送配電事業者が電気の供給を行なうことに係る費用を火力発電に使う燃料(原油・LNG〔液化天然ガス〕・石炭)の輸入価格に応じて電気料金を調整する金額のことです。
供給エリアごとに財務省の貿易統計価格(実績)から自動的に計算されます。
(対象エリア) 北海道、東北、中国、九州、沖縄
FIT制度による再生可能エネルギー導入が増加しており、当社が負担する電力市場価格に応じて電気料金を調整する金額のことです。
供給エリアごとの日本卸電力取引所が公表する電力市場価格を用いて計算し、毎月の電気料金に加算もしくは減算されます。
(対象エリア) 特別高圧・高圧をご契約の北海道、東北、東京、中部、北陸、関西、中国、九州 ※1
平均燃料価格 = A × α + B × β + C × γ
A = 各平均燃料価格算定期間における1klあたりの平均原油価格
B = 各平均燃料価格算定期間における1tあたりの平均LNG価格
C = 各平均燃料価格算定期間における1tあたりの平均石炭価格
α・β・γ = 原油換算平均価格を算定するための係数
基準燃料価格 = 料金設定の前提となる平均燃料価格のことです。
基準単価 = 平均燃料価格が1,000円/kl変動した場合の電気料金単価への影響額のことです。
離島平均燃料価格 = A × α + B × β + C × γ
A = 各離島平均燃料価格算定期間における1klあたりの平均原油価格
B = 各離島平均燃料価格算定期間における1tあたりの平均液化天然ガス価格
C = 各離島平均燃料価格算定期間における1tあたりの平均石炭価格
α・β・γ = 原油換算平均価格を算定するための係数
離島基準燃料価格 = 料金設定の前提となる平均燃料価格のことです。
離島基準単価 = 離島平均燃料価格が1,000円/kl変動した場合の電気料金単価への影響額のことです。
平均市場価格 = X × x + Y × y
X = 各平均市場価格算定期間における電力市場価格の平均値
Y = 各平均市場価格算定期間の供給エリア毎に定めた時間帯における電力市場価格の平均値
x・y = XとYの電力量構成比
基準市場価格 = 電力市場価格を元に設定した市場価格の基準値のことです。
調整係数 = 平均市場価格の変動を市場価格調整単価へ反映させるためのものです。
平均燃料価格算定期間の平均価格によって算定された燃料費調整単価、離島平均燃料算定期間の平均価格によって算定された離島ユニバーサルサービス調整単価及び平均市場価格算定期間の平均価格によって算定された市場価格調整単価は、次の燃料費等調整適用期間に使用される電気に対して適用されます。
〈4月分の電気料金請求時の例〉